オートバックスのオイル交換、費用だけで選ぶと損をする理由

2025年3月17日2025年3月29日

オートバックスでのオイル交換は、多くのドライバーにとって手軽で便利な選択肢の一つです。しかし、実際にどれくらいの費用がかかるのか、どのオイルを選べばいいのか、さらに他の選択肢と比べて本当にお得なのかといった疑問を持つ方も多いでしょう。

また、「とにかく安く済ませたい」と思っている人もいれば、「車に合った最適なオイルを使いたい」と考える人もいるはずです。オートバックスでは、さまざまな種類のオイルや交換プランが用意されていますが、**費用だけを見て選ぶと後悔することもある**ため、事前の情報収集が重要になります。

本記事では、オートバックスのオイル交換費用の仕組みや、選び方のポイント、さらにはディーラーやガソリンスタンドとの比較まで詳しく解説します。どこでオイル交換をすればコストパフォーマンスが良いのか、賢く選ぶ方法を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

たまさん

オートバックスのオイル交換、本当に安いの？それとも損してる？

この記事のポイント

オートバックスのオイル交換費用の仕組み
費用だけで選ぶことのリスクと注意点
キャンペーンや会員特典を活用する方法
ディーラーやガソリンスタンドとの料金比較
オイル交換をコスパよく済ませるためのポイント

オートバックスのオイル交換費用だけで選ぶと損をする理由

オートバックスは、手軽にオイル交換ができるカー用品店として人気があります。しかし、単純に費用だけを基準にオイル交換を選ぶと、思わぬ損をしてしまうことがあります。安さを優先することで、オイルの品質や交換後の追加費用に影響が出る可能性があるためです。ここでは、その理由を詳しく解説します。

最安プランではオイルの品質が限定されるから

オートバックスのオイル交換には複数のプランがあり、安価なオイル交換サービスも提供されています。しかし、最安のプランでは使用できるオイルの種類が限定されることが多く、車の性能を十分に引き出せない場合があります。

例えば、オートバックスの店舗で提供されている量り売りオイルは手頃な価格で利用できますが、多くが部分合成油または鉱物油です。これに対して、メーカー指定の純正オイルや高性能な全合成油は、エンジン内部の摩耗を減らし、燃費向上にも寄与します。

また、エンジンオイルには粘度や添加剤の成分が異なる種類があり、車種によって適合するオイルが決まっています。最安プランのオイルはこれらの適合性を細かく考慮していないことがあり、結果的にエンジンの負担が増えるリスクがあります。

追加費用が発生する可能性があるから

安価なオイル交換プランを選んでも、交換工賃やオイルフィルター代が別途必要になることがあるため、結局トータルの費用が上がるケースもあります。

例えば、オートバックスのオイル交換費用を比較すると、基本的なオイル交換費用には工賃が含まれない場合があり、別途1,100円〜2,200円の作業工賃がかかることがあります。また、オイルフィルター交換を推奨される場合、オイルフィルター代として1,000円〜3,000円程度が追加でかかることが一般的です。

さらに、安価なオイルは交換頻度が高くなるため、結果的にオイル交換の回数が増え、長期的に見ればコストがかさむことも考慮する必要があります。

オートバックスのオイル交換の費用は本当にお得なのか？

オートバックスのオイル交換は便利ですが、本当にお得なのかを判断するには、他の選択肢と比較することが重要です。純正オイルと社外オイルの価格差、そしてディーラーやガソリンスタンドと比較した場合の費用について詳しく見ていきます。

純正オイルと社外オイルの価格差を比較

エンジンオイルには純正オイルと社外オイルの2種類があります。オートバックスでは純正オイルのほか、社外品のオイルも豊富に取り揃えています。

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オイルの種類	特徴	価格帯（参考）
純正オイル	メーカー推奨のオイルで、車種に最適化されている	4,000円〜8,000円
社外オイル（全合成油）	高性能でエンジン保護性能が高い	3,000円〜7,000円
社外オイル（部分合成油）	純正オイルより安価だが性能は純正に劣ることも	2,500円〜5,000円
社外オイル（鉱物油）	最も安価だが、交換頻度が高くなる	1,500円〜4,000円

価格だけを見ると社外オイルのほうが安い場合もありますが、エンジンとの相性や耐久性を考慮すると、純正オイルを選ぶほうが長期的にはメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。

ディーラーやガソリンスタンドとの料金比較

オートバックス以外でもオイル交換を依頼できる場所があります。ディーラーやガソリンスタンドと比較すると、どのような違いがあるのかを見てみましょう。

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店舗	オイル交換費用	メリット	デメリット
オートバックス	2,500円〜6,000円	選べるオイルの種類が多い	追加費用が発生する可能性
ディーラー	4,000円〜10,000円	メーカー純正オイルを使用	費用が高め
ガソリンスタンド	3,500円〜7,000円	短時間で交換可能	オイルの選択肢が少ない

オートバックスは、価格の面ではディーラーより安く、選べるオイルの種類が多いのがメリットです。一方で、追加費用が発生する可能性があるため、トータルコストをしっかりと確認することが重要です。

オートバックスのオイル交換、安さだけで選ぶデメリット

オイル交換の費用を抑えることは重要ですが、安さだけを優先するとエンジン性能や長期的なメンテナンスコストに悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、そのデメリットについて詳しく解説します。

低価格オイルはエンジン性能を十分に引き出せない

安価なオイルは、エンジン内部の潤滑性能が低下するリスクがあるため、車の性能を十分に引き出せないことがあります。

特に、部分合成油や鉱物油は粘度変化が大きく、高温時や寒冷地での使用では性能が低下しやすい傾向があります。その結果、エンジンの摩耗が早まり、燃費が悪化することもあるのです。

また、低価格オイルの中には清浄成分が少なく、エンジン内部にスラッジ（汚れの蓄積）が発生しやすいものもあります。これが蓄積すると、エンジン内部の部品が詰まりやすくなり、トラブルの原因となることもあります。

長期的なメンテナンスコストが高くなる可能性がある

安価なオイルを選んだ場合、交換頻度が増えることにより長期的なメンテナンスコストが高くなる可能性があります。

例えば、通常の全合成油であれば8,000km〜10,000kmごとに交換すればよいところ、鉱物油や部分合成油では3,000km〜5,000kmごとに交換しなければならないことが多いです。

つまり、オイル自体の単価は安くても交換回数が増えれば、結果的に支出が増えるのです。また、オイルの品質が悪いためにエンジンの負担が増し、修理や部品交換のコストが高くなることも考慮する必要があります。

結局のところ、オートバックスのオイル交換を選ぶ際には**「安さ」だけでなく、オイルの品質やエンジンへの影響を総合的に判断することが大切**です。

オートバックスのオイル交換を賢く利用する方法

オートバックスは全国展開するカー用品店として、多くのドライバーにとって身近な存在です。オイル交換のサービスも提供しており、手軽に利用できる点が魅力ですが、単に交換するだけではなく、工夫次第でよりお得に利用する方法があります。ここでは、オートバックスでのオイル交換を賢く活用する方法について解説します。

キャンペーン期間を狙えばお得に交換できる

オートバックスでは、定期的にオイル交換のキャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中は、オイルの割引や工賃の無料サービスが提供されることがあり、通常よりもお得にオイル交換が可能です。

例えば、以下のようなキャンペーンが開催されることがあります。

オイル交換工賃無料キャンペーン（特定のオイル購入時）
オイルフィルター交換無料または割引
会員限定のポイント還元や割引
特定ブランドのオイルが特価販売

こうしたキャンペーン情報はオートバックスの公式サイトやアプリ、チラシで告知されるため、事前にチェックしておくとよいでしょう。

また、平日限定の割引や特典が設定されることもあるため、可能であれば平日にオイル交換を済ませるのも一つの方法です。

会員特典を活用してコストを抑える

オートバックスには会員制度があり、特典を活用することでオイル交換のコストを抑えることができます。オートバックスの会員制度には以下のような種類があります。

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会員種類	年会費	特典
オートバックス会員	無料	ポイント付与、割引クーポン
ゴールド会員	1,100円/年	工賃無料、オイル割引特典
プラチナ会員	3,300円/年	ゴールド会員特典 + メンテナンス特典

ゴールド会員以上になると、オイル交換の工賃が無料になるため、年間に数回オイル交換をする人にとってはお得な選択肢となります。

また、アプリ会員限定のクーポンが配布されることもあるため、オイル交換の際はアプリをチェックしておくことをおすすめします。

オートバックス以外のオイル交換の選択肢

オートバックスは便利ですが、オイル交換を行う場所は他にもあります。ディーラーやガソリンスタンド、専門店など、それぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、自分の車や使用状況に適した選択をすることが重要です。

ディーラーで交換するメリットとデメリット

ディーラーでオイル交換を依頼するメリットは、メーカー指定の純正オイルを使用できることや、整備士が確実に作業を行う点にあります。特に、新車保証期間中であれば、ディーラーでメンテナンスを受けることで保証の対象となる場合があり、安心感があります。

ただし、デメリットとして価格が割高になりがちである点が挙げられます。ディーラーでのオイル交換費用は、オートバックスやガソリンスタンドと比較すると高めに設定されることが多く、4,000円〜10,000円程度の費用がかかることがあります。

ガソリンスタンドや専門店のコストとサービスを比較

ガソリンスタンドやオイル交換専門店でもオイル交換を依頼できます。それぞれの特徴を比較すると以下のようになります。

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交換場所	費用目安	メリット	デメリット
ガソリンスタンド	3,500円〜7,000円	給油ついでに交換可能、短時間で作業完了	オイルの種類が限られる
オイル交換専門店	2,500円〜6,000円	作業が迅速、オイルの種類が豊富	店舗数が少ない

ガソリンスタンドでは、手軽にオイル交換ができるため、忙しい人には便利です。ただし、オイルの選択肢が少なく、店舗によっては鉱物油や部分合成油しか扱っていないこともあります。

一方、オイル交換専門店は価格が手頃で、作業の質が高いため、オイルにこだわる人には適した選択肢となります。ただし、全国展開しているわけではないため、近隣に店舗がない可能性があります。

結局どこがベスト？オイル交換をコスパ良く済ませるポイント

オイル交換は、単に安さだけで選ぶのではなく、コスパの観点から最適な場所を選ぶことが重要です。ここでは、オイルの種類や交換頻度、トータルのメンテナンス費用を考慮した選び方を解説します。

オイルの種類と交換頻度を見直す

オイルの種類によって交換頻度が異なるため、適切なオイルを選ぶことでメンテナンスコストを抑えることができます。

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オイルの種類	交換目安	費用目安
全合成油	8,000km〜10,000kmごと	4,000円〜8,000円
部分合成油	5,000km〜7,000kmごと	3,000円〜6,000円
鉱物油	3,000km〜5,000kmごと	2,000円〜4,000円

例えば、全合成油は価格が高めですが、交換頻度が少なくて済むため、長期的にはコストパフォーマンスが良くなります。逆に、鉱物油は安価ですが交換頻度が多くなるため、トータルコストが高くなる可能性があります。

トータルのメンテナンス費用を考慮して選ぶ

オイル交換の費用だけでなく、トータルのメンテナンスコストを考慮することが重要です。

例えば、オートバックスで安価なオイル交換を選んだとしても、エンジンへの負担が増え、結果的に修理費用がかかる可能性があります。また、ディーラーでオイル交換をすると費用は高めですが、メーカー保証が適用されることで、他の故障時にメリットがある場合もあります。

年に何回オイル交換をするのか、車の使用状況に応じて適切な場所を選ぶことが大切です。近くのオートバックスを利用するのか、安心感のあるディーラーを選ぶのか、手軽なガソリンスタンドを利用するのか、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて最適な方法を選びましょう。

筆者の総評：オートバックスのオイル交換は賢く使えばコスパ最強

オートバックスのオイル交換について考えれば考えるほど、「単に費用だけで選ぶと損をする」という言葉がしっくりくる。たしかに、「安い！」と飛びつきたくなるプランもある。でも、よく調べてみると、追加の工賃がかかったり、オイルの品質が微妙だったり、長期的に見るとコスパが悪くなることが多い。

例えば、スーパーの特売で「1本100円」のジュースを見つけたとする。でも成分をよく見ると、果汁1%の砂糖水みたいなものだったらどうだろう？結局、味も満足できないし、健康的にもよくない。だったら最初から「少し高くても、しっかりした果汁100%のジュースを選んだほうが満足度が高い」のと同じだ。オイル交換もこれと似ている。安さだけを求めると、結局エンジンに負担がかかり、燃費が悪くなったり、メンテナンス費用が増えたりする。

もちろん、オートバックスは全国どこでも利用できて、サービスも安定しているし、種類も豊富で選びやすい。特に、キャンペーンを狙うとオイル代が大幅に安くなったり、会員特典で工賃が無料になったりするのは大きなメリットだ。頻繁にオイル交換をする人なら、ゴールド会員になって工賃無料の特典を活用するのもいい。

とはいえ、「安いから」「便利だから」だけで選ぶと、結果的にエンジンに負担がかかり、思わぬ出費が増えるリスクもある。オイルの種類や交換頻度を見極めて、自分の車に合った最適なプランを選ぶことが重要だ。結局のところ、「トータルでどれだけのコストがかかるか」をしっかり考えるのが、賢いオイル交換のコツだと思う。

個人的にオススメなのは、「オートバックスの会員特典を活用しつつ、全合成油を選んで交換頻度を減らす」という方法。これなら、長期的に見てもエンジンにやさしく、交換コストも抑えられる。コスパ重視の人は、ぜひ試してみてほしい。